+登場人物紹介・設定+






ウォーリッヒ・ハルデルト 銀髪に瑠璃色(光の具合によっては藍色にも紫色にも見える)の瞳をしている。年齢は17歳。
左耳には銀細工のカフスと紅い石のついたイヤリング、両腕に細い銀の腕輪をつけている。見た目はどこか抜けているように見えるが実はかなりの切れ者。普段は子供っぽい言動をとってはいるが、その反面時折どこか達観した表情を覗かせる。「魔術師の塔」出身の魔法使いで、階級は上級魔導士。属性の中でも特に扱うことが難しいとされている風を操ることが出来る人物。通称”風の魔導士”
シャン・レドガリア 金髪に蒼色の瞳をしている美青年。年齢は19歳。
8大国の一つ、ガレスタシア国の皇子様。父親が頼りない所為かとてもしっかり者なのだが、どこか掴み所のない性格をしている。時たまふらりと何処かへ出かけてしまったりなど、少々問題がなくもない。かなり前から父親である国王が病気で床に臥せっているため、政治の主導権はほとんど彼が握っていると言っても過言ではない。国民・臣のどちらからも絶大な支持と忠誠を誇っている。国民からは敬愛の意味も込めて”暁の皇子”と呼ばれている。
シーザー・ガヴェルト 紅い髪に灰色の瞳をしている。年齢は23歳。
頬に傷があり、精悍な顔つきをしている。強面な割には砕けた性格をしているので部下からの信頼に厚い人物。若くしてガレスタシア国騎士団の騎士団長の座に着いた男。更には炎術系の魔法が扱える。
ラディアス・ダージン
(ラディ)
漆黒の長髪に藍色の瞳をしている。年齢は19歳。
八本柱の一人でガレスタシア国専属魔導士。「魔術師の塔」出身の魔法使い。階級は上級魔導士で八本柱の一人という若いながらもかなりの実力者。ウォーリッヒとは友達と呼べる仲。最近はシャンの影響でノリツッコミな役をしている。
アキレス・ジーク 髪は濃い青色で、肩につくかつかないか位の長さ。瞳はオリーブ色。額には布が巻かれている。年齢は21歳。
腰には長さの違う二つの剣を帯びている。”赤霧の盗賊団”の頭。二刀流使いで、少々ではあるが魔法も使える。
バルト・レドガリア 金髪に翠色の瞳をしている。年齢は40歳。
ガレスタシア国現国王。シャンの父親。生まれつき体が弱いために、一日の大半はベッドの上で過ごしている。普段はしっかりとした施政者だが、一人息子であるシャンのこととなると人が変わったように駄目人間になる。重度の親馬鹿。
レジル
ベリア
アルヴァ
ウォーリッヒの使い魔。レジルは白色の毛並みに濃い金色の瞳をした鷲、ベリアは茶金の毛並みに濃い金色の瞳をした猫、アルヴァは赤銅色の毛並みに濃い金色の瞳をした犬の姿をとっている。
カッツェ・ライヤー 若葉色のややウェーブがかった長い髪に、紫がかった濃いピンク色の瞳をしている。年齢は20歳。
武器は短剣と投擲用の細身のナイフ。敵と幼馴染兼下僕のロゼフには容赦がない。
何の因果か、カトルの森まで共に旅することになった人。ウォーリッヒ曰く、嚊天下(かかあでんか)役が似合う人、らしい・・・・。
ロゼフ・レイオット 癖のある灰色の髪に、青灰色の瞳をしている。年齢は20歳。
メガネを常に装備している。幼馴染のカッツェには常に身を振り回されっぱなしである。運動神経は期待できない。武器は自作の薬品。
何の因果か、カトルの森まで共に旅することになった人。ウォーリッヒ曰く、ヘタレ夫役が似合う人、らしい・・・・。
ゼルメギア・ロジェスター
(ゼルム)
濃い紺色の髪に、暗めの紅色の瞳をしている。年齢は22歳。
ほとんどと言っていいほど表情筋が動かない。別に無表情なわけではないのだが、それなりに深い付き合いの者でしか彼の表情の動きを読み取ることはできない。
武器は標準よりやや長めの長剣。本人は傭兵のつもりはないのだが、周りはそうは思っていない。それ故に傭兵の上位の者にのみ与えられる号を不本意ながらも持っている。号は”静寂(しじま)”。
ウォーリッヒとは知り合いで、一年前まで共に旅をしていたとのこと。




※魔法についての説明は「魔法に関する質問」に詳しくかいてあるので、そちらをご覧下さい。
魔法使い 万物を操る力―――魔法を扱える人のこと。魔法使いには階級があり、候補生1〜7学年(これは魔法学校の学年)、魔術師、魔導士、上級魔導士、八本柱、大魔導士、五大聖者、魔導王の順になっている。魔法使いは必ず魔法学校を出ないといけないため、最初は皆候補生である。魔法学校卒業と同時に魔術師の階級を得られる。魔術師は数多くおり、魔導士は130人、上級魔導士は35人、大魔導士は10人いる。魔導王は一人のみ。八本柱は特殊で、上級魔導士の中から選ばれた8人が8大国に一人ずつ専属魔導士として仕える。五大聖者は魔法に関する知識・技術共に最も優れている魔法使いの5人がその席に就いている。魔導王は五大聖者をも凌ぐ最強の魔法使いの称号。魔法使いの頂点に立つ者のこと。
魔法学校 魔法使いになるために魔法について学ぶ所。1〜7学年まであり、1年経てば自動に上の学年に上がれるというわけではなく、学年修了試験がありそれを合格した者のみが上の学年に上がれる。年齢制限はなく、何歳からでも学校に通えるが15年経っても卒業出来ない者には才能なしとみなして途中で学校から叩き出す場合もままある。基本的には一国に一つ魔法学校がある。けれども魔法使いならば必ずあこがれるというのが”魔術師の塔”。魔法使いの中でもそれなりの力を持っているものでなければ入ることができない、とても水準が高い所。大魔導士と五大聖者もこの塔にいる。
八大国 八つの大きい国のことで、邪神を封じたと言われる神具を代々受け継ぎ、守っている国のこと。北・北東・東・東南・南・南西・西・西北の方角にそれぞれ位置している。北の大国・オルーサラス、北東の大国・バルダンカン、東の大国・フェルガット、東南の大国・オルイユルグス、南の大国・ガレスタシア、南西の大国・ダルザハード、西の大国、ホルスタン、北西のエルマトーレというふうになっている。
神具 邪神を封じる際に使われた絶大な力を秘めた道具のこと。剣・槍・斧・弓・盾・鏡・杯・天秤の八つからなり、それぞれ勇気・正義・泰然・堅実・守護・知識・慈愛・秩序の性質を持っている。力を持っているためなのか、独立した意識と個性を持っている。己の納得のいく者でなければ主としては認めないという困った面もある。たまに人の形を取って顕現するなど、道具離れした道具だ。(まぁ、神具だしね)